【甲状腺専門クリニック】 バセドウ病、橋本病、甲状腺癌(がん)、その他の甲状腺疾患などの専門クリニックです。
簡単に申し上げれば、甲状腺ホルモンの合成と分泌を減らす薬を内服していただく治療です。約2か月前後で甲状腺ホルモンは基準値内となり、徐々に内服量を減量します。内服量を最少量にまで減量しても甲状腺ホルモンが基準値内で自己抗体(TRAb,TSAb)が陰性になると内服中止を検討します。おおよそ、ここまで2年間程度を目安にしています。実は内服治療を終了してもバセドウ病が治った(治癒した)とは申しません。このような状態をバセドウ病の自然寛解と言います。残念ながらバセドウ病が治(おさ)まった状態で、バセドウ病が再発してしまう方も少なくないのです。
利点は何より他の放射性ヨード治療、外科治療と比較して薬を内服するだけですから簡単であるということです。
欠点は、内服開始後の約2-3カ月以内に約0.5%の方に無顆粒球症(=白血球がほとんどなくなり重大な細菌感染を生じます)、約3%の方に肝機能障害やじんま疹を生じるため、内服開始後2カ月は約2週に1回血液検査をする必要があります。それ以降は約2週に1回の採血は不要です。ただし、バセドウ病の再発の方で以前は無顆粒球症などの副作用がなかった方でも休薬期間があったので再び約2週に1回血液検査をする必要があるということです。
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甲状腺はヨードを原料に甲状腺ホルモンを産生するために甲状腺にはヨードが集積しますが、私たちの身体は それ以外にはヨードは必要とせず、尿や便として体外に排泄されてしまいます。そこで、ヨードに少量の放射線を付けたカプセルを内服すると、甲状腺にヨードが集積し甲状腺だけが被爆した状態になります。この原理を用いて甲状腺を破壊してバセドウ病を治療します。
利点は一回カプセルを内服さえすれば内科治療と比べて短期間で甲状腺ホルモンを是正でき、外科治療のように傷跡が残りません。アメリカでは医療費の影響もあり治療の第一選択とされているほどです。
欠点として甲状腺を破壊してしまうので逆に甲状腺ホルモンを補充しなければなりません。また、原則として放射性ヨード治療後6か月間は避妊が望まれることや18歳未満の方には禁忌とされているなどの適応もあります。
ただし、放射性ヨード治療が有効な治療法と選択なされた際には、信頼ある連携関係のある東京女子医大(放射線科)や甲状腺専門クリニックに御紹介するのみならず、その後の経過もフォローさせていただきます。
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近年、バセドウ病の治療のみに外科治療を選択することは少なくなりましたが、有効な治療法と選択なされた際には、信頼ある連携関係のある東京女子医大(内分泌外科)や甲状腺専門クリニックに御紹介するのみならず、その後の経過もフォローさせていただきます。
炎症を抑える内服治療により2カ月前後で軽快しますが、稀に甲状腺癌(がん)(がん)などの痛みであったり、診断治療にも経験が必要ですので甲状腺専門医に診てもらった方が安心でしょう。
万一、外科治療が必要な際には、信頼ある連携関係のある東京女子医大(内分泌外科)や甲状腺専門クリニックに御希望を十分伺わせていただいた上で御紹介するのみならず、その後の経過もフォローさせていただきます。
甲状腺の病気の方は、甲状腺ホルモン基準範囲内でもが何となく調子が良くないであったり疲れやすいであったりという方が多くいらっしゃいます。
そこで、当院では御希望の方に自費診療となってしまいますが、ビタミン点滴を特別室で御用意しております。
また、空席がある際には特別室でお待ちいただくことも可能です(無料)。